皆さんこんにちは。
NPO法人コンフロントワールドの山口です。いつも応援いただきありがとうございます。
コンフロントワールドは、タンザニア連合共和国の現地パートナーとともに、私立小学校設立事業を行っています。
現在は、私立小学校の政府の登録を目指し、教室の建設を進めるかたわら、幼稚園と小学生向けの塾の運営を行っています。
現地パートナーからは年に一度、活動レポートが送られてきます。学校建設を含め、1年間の学校教育の様子や課題についてご紹介いたします。
学校のスタッフたち
◆3棟目の教室が完成!
2021年12月から約半年間をかけて、3棟目の教室が完成しました。小学校が政府に登録されるためにはさらに3棟の教室が必要であり、現在も教室の増設を進めています。
◆学校の授業
この学校では小学生になる前の幼稚園児に向けて、読み、書き、算数に加えて体育や美術のような副教科の授業も実施しています。
小学生に上がる前に『準備クラス』と呼ばれるカリキュラムがあり、この授業のおかげで小学校に入学した後スムーズに授業になじめるのだそうです。
生徒の教育だけでなく、教師の教育に関する勉強会も実施しています。学校教育の課題を探るために他の学校へ定期的に校外学習を行っています。
他学校の授業に参加する生徒達
生徒と教師が共にサッカーやネットボール、かけっこ等のスポーツやゲームをする授業や、歌やダンスの授業が行われています。子供たちの身体発達やコミュニケーション能力を養う為の大切な活動です。
運動をする生徒の様子
◆学校の経済状況
教室建設や授業、課外活動、学校施設の整備や教師の給料など、学校運営にかかわる費用は、児童の保護者からの学費や銀行からのローン、コンフロントワールドからの寄付金によって賄われています。
教室の建設は順調に進んでいるものの、トイレが足りなかったり、楽器やボール、文房具が不足している現状があります。
まだ正式に私立小学校として登録されていない状態なので、生徒数を増やすことが難しいのです。 私立小学校の登録が完了した場合は、小学生の受け入れ数を増やし運営資金を確保することで、経済的な課題の解決につながります。
課題はありつつも、次世代を担うタンザニアの子供たちへ最低限の教育機会を創る目標に着実に近づいています。これからも、支援地のためにできることを少しずつ進めてまいります。引き続き応援よろしくお願いいたします!
NPO法人コンフロントワールド 山口