【スタッフブログ】現地より「感じている事」ー亀ケ川愛ー7月30日

【スタッフブログ】現地より「感じている事」ー亀ケ川愛ー7月30日

こんにちは。インターンの亀ケ川です。
ウガンダに来てから約20日が経ちます。今は、現地NGOを訪問し活動の現場を見させてもらったりしています。
そんな日々の中で、考え方の変化や葛藤、悩むことが沢山あります。今回は今までの20日間で感じたこと、考えていることを書かせて頂こうと思います。

「ここに私のやるべきことってあるのか」「私ができることってあるのか」

ウガンダに来る以前は、「この渡航中に自分が現地の人の力になれること、出来ることを見つけて、実行したい」そう考えていました。しかしウガンダに来てから、自分がウガンダのこと(社会のこと)をまだまだ全然知らないということや、一人では何も出来ないということを日々実感しています。

私が何かしてもしなくても、ウガンダに来ても来なくても、ウガンダの人たちは毎日、悲しいこと辛いことをどうにか乗り越えて、楽しいこと嬉しいことを自ら導きだして、力強く生きています。

そこに何も知らない、誰も知らない外国人の私が来て、力にならせてくださいなんて、おかしな話だなと。
ましてやたった20日、60日(予定滞在期間)でその人たちの生活を変えられたらいいな、なんて
ただの私の傲慢な思いでしかありませんでした。

自分の考える”より良い生活”を、初めて会う人たちに当てはめて、彼らのことを見ていたのだなと気がつきました。
以前の私は、ウガンダへ来たら私のやるべき事が用意されている、どこかでそんな風にさえ考えていたのだと思います。

ウガンダに来て、私はまだ何もできていません。しかし、少なくとも上のことに気がつけた今、自分の持っていたイメージや物差しを一度取っ払って、ここに住む人や社会を見よう、そう考えています。
簡単なことではないと思いますが、意識して生活するだけでだいぶ違うと思います。もっといろんな人と出会い、話をして、どんな人がいるのか、どんな一日を過ごしているのか、どんなことを考えているのか、より知る努力をしようと思っています。
その為には、60日あってももしかしたら足りないのかもしれません。

一方で、一つ確かなことがあります。

20日という時間は、“人や社会を知る”ためにはとても足りませんが、“人や場所を好きになる”には十分な時間でした。

私はウガンダでの20日のうち約2週間をブタンバラという県で過ごしました。少し前にブタンバラから離れ首都のカンパラに戻って来たのですが、ブタンバラを離れる時、「また必ずここに戻ってきたい」「次戻って来るときには、ここの人たちともっと笑って過ごしたい。そうあれる様に私自身が変わっていたい」そう思いました。

ブタンバラにきたばかりの頃は、貧困や劣悪な衛生環境を前に険しい表情ばかりしていました。村やホテルの周りに住む子どもたちと触れ合っている時も、どこか戸惑いや複雑な気持ちが混ざったまま接することが多かった様に思います。

しかし、そんな私を優しく迎え入れてくれたり、接してくれたりしたブタンバラの人たちのおかげで、生活の中で笑顔になれる場面が増えていきました。そうして2週間を過ごしていくうちに、自然、人、食べ物、いろんな要素を含めこの場所を好きになりました。

[訪問した小学校の生徒たち]

[ブタンバラで見た綺麗な夕日]

「人の役に立ちたい」みたいな思いは変わりませんが、今はもっと単純に「ここに住む人たちが喜ぶことを、私に笑顔をくれたあの人たちが笑顔でいる時間が増える様なことをしたいなあ」と思っています。
更に私が日本に帰った後、同じ場所にいない時も、同じ瞬間を笑って過ごせていたら幸せだなあと思います。

あの人たちはどんな時に喜び、笑うのだろう。私自身はどんな時に嬉しくて、笑っているんだろう。
この答えを見つける必要があります。その人のことをもっと深く知る必要があります。人のことを知るって簡単ではなくて、短時間でシンプルに答えに辿り着けるとは思いません。

答えは今はまだわからないですが、それでも、少しずつ、一歩一歩、近づき変わっていきたいと思っています。

まとまりのない文章になってしましましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。

インターン 亀ケ川愛

関連記事

  1. 【#わたしの原動力vol.22】”想像できない景色を見たい”

  2. 【#わたしの原動力vol.25】おもしろい

  3. 【#わたしの原動力vol.5】誰かのため、自分のため

  4. 中央大学附属横浜中学校・高等学校にて、道徳の授業の講師を担当させていた…

  5. 【#わたしの原動力vol.9】戦隊モノの『ブルー』でもいいじゃないか

  6. 【スタッフ紹介:木村裕空】心の余裕さが他者への思いやりと実行力をうむ