被災地炊き出し活動レポート

こんにちは。社会人メンバーのSUZYです。

24年6月23日にコンフロントワールドの代表(荒井)を含め、メンバー3名で能登半島の炊き出しに参加しました。当日は、代表の知人で能登半島の震災後、何度も炊き出しに行かれている富山県在住で元青年海外協力隊の大場さんが案内してくださいました。

当日は、朝7時頃に富山市を出発し、能登半島まで車で2時間半でした。炊き出し会場は、輪島市 門前町の諸岡公民館。周辺地区では避難者の仮設住宅への入居が進んでおり、私たちが炊き出しを行ったのは、175日間にわたる避難所の運営の最後の日でした。

公民館の近くは、倒れた電柱、隆起した道や海岸、倒壊した家屋など、震災から半年以上が経過したと思えないほど震災の爪痕が深く残っていました。

活動内容

コンフロントワールドでは、今回、ランチタイムに合わせてそうめんの炊き出しを行いました。

当日はあいにくの雨でしたが、仮設住宅から公民館までお見えになる方もいらっしゃり、合計で100食程度作りました。

今回、炊き出しの機会を頂いた大場さんは、そうめんに合わせて、茗荷、ネギ、生姜などたくさんの薬味を準備してくださったこともあり、受け取った方々からも「美味しそう!」と言っていただけました。

私は炊き出しを行うのが初めてで、分からないことも多かった中、避難所のリーダー的存在である「スーさん」に効率的な配膳を教えていただきました。他にも実際に避難所で生活されていた方々に炊き出しのいろはを多く教わり、大変勉強になったとともにコミュニティの強さを感じました。震災のあとも、お互いに助け合って来られたんだ、と強く感じました。

当日は避難所の最終日で閉会式の日でもあったため、雨が上がった夕方ごろには周辺にお住まいの方々も公民館に集まってきました。今回の閉会式を盛り上げるためにバリスタがコーヒーを淹れたり、ボランティア団体がたこ焼き、パンを販売したり、大盛り上がりでした。公民館内ではステージが用意されており、歌を歌ったり踊ったりで、とっても明るい雰囲気でした。

避難所の運営はこれで終わりを迎えますが、地域の方々が支え合う姿を目の当たりにし、コミュニティの力がどれほど大切か実感しました。

ボランティアの意義

今回の活動を通して、ボランティアの意義について考える機会がありました。

被災地に向かう途中、自分がどのようなマインドで被災された方々と向き合うべきか分かりませんでした。

ただ興味がある、そんな軽い気持ちで参加していいものだったのか、と思うこともありました。
そんな中、大場さんが「ボランティアの理由は何でもいい。自分が被災した時に助けてもらうためでもいいし、ただ関心があるだけでも良い。

どんな理由であれ、行動を起こすことが大切」と声をかけてくださったことで、
それならば自分のできることはしていこう、と前向きに会場に向かうことができました。

どんな理由であれボランティアを行うことで誰かのためになる、炊き出しを終えた今でも大場さんの言葉が強く心に残っています。

今後の展望

コンフロントワールドは、海外の支援が多い中で、今後は国内の活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
国内は移動が比較的容易であり、直接自分の手で支援を行うことができます。また、国内での活動は地域社会とのつながりを強め、より多くの人々にボランティア活動に参加してもらうきっかけにもなると考えています。

皆様の温かいご支援が、私たちの活動の大きな力となっています。

これからもご支援、よろしくお願いいたします。

関連記事

  1. 大磯ロータリークラブからの助成について

  2. タンザニア学校建設の進捗

  3. Eti Labインスタライブのご紹介

  4. ポイントを活用し、ウクライナへ寄付・募金する方法を調べてみました!

  5. 【学生向けイベント開催】学生って本当に国際協力できるの?

  6. 【ウガンダ水衛生支援】2024年4月の活動内容お伝えします!