こんにちは!副代表の溝口です。
現地パートナーNGOのJEDOVCから、嬉しい報告です!
今年9月の渡航時にCWが資金提供をし建設をしていた貯水タンクが、今月21日に無事完成いたしました!
建設した場所はブタンバラ県のSt. Maria Gorrete小学校。昨年夏季に開始した、「貯水タンク・ろ過装置・手洗い教育」を小学校へ届けるプロジェクトの二校目となっています。
また、タンク建設中の期間では、手洗い装置の作成・手洗い教育が先生から児童へ行われました。
①貯水タンク
校舎の雨どいを通って、タンクの中へ雨水が溜まる仕組みになっています。
現在、現地は雨季のため、早速水が溜まって蛇口から出ています。
このタンクは約12,000Lの水を貯めることができるそうです。
日本で私たちが1日に使う水の量が、約500Lと言われています。24倍くらいですね。
1校目の学校では主に、
・飲み水
・手洗い用水
・洋服などが汚れたら洗う水
に使われており、二校目のこの学校でも、同じように活躍が見込まれます。
今後は、学校の先生・代表生徒・代表保護者で「ユーザー委員会」というグループが作られ、掃除責任者・集金責任者など役割を作り、彼らが中心になって日常的に管理を行なっていきます。
②手洗い教育
手洗い装置を設置し、実際に手洗いを実践しながら学ぶ、衛生教育が行われました。
また、子どもたちが使っている石鹸も、皆様からのご寄付で現地で購入・提供しております。
貯水タンクがなかったころ、児童たちは川や水たまりで水を汲んでいました。
その水も多い量ではないため、飲み水として優先的に使い、排便後・食事前に手洗いをする余裕がありませんでした。
現在は貯水タンクを使用し、また手洗い教育と装置のおかげで、水と石鹸を使った手洗いがこの学校で可能になりました。
こうした「衛生的にいい環境であること」は、親が子どもを学校へ行かせたいと思うきっかけにもなり得ます。
事実、1個目の学校では、衛生的な施設ができた後登校数が増えたという変化も生まれています。
改めまして、平素より皆様からお寄せいただいている応援とご寄付のおかげで、このような変化が生まれています。心から感謝申し上げます。
設置された設備は今後何年も使用されます。子どもたちの未来へ、時間をかけて影響し続けていきます。
どうか、今後も一緒にその影響を生み出し、見届けていただけますようお願い申し上げます。