こんにちは、コンフロントワールド学生メンバーの北島です!
今回は、昨年タンザニアの保育施設で新しく始まった「学校菜園プロジェクト」の活動報告をお伝えします!
CWのタンザニア保育施設支援事業とは?
改めてタンザニア保育施設支援事業とは、”タンザニアの保育園の自立を後押しして、子どもたちの可能性を広げる”という未来を実現するべく、現地パートナーであるRhoda先生との協働のもと始まった事業です。
これまでの活動としては、タンザニアの北部のアル―シャという都市にある保育施設に、文房具や遊具等の物資支援を行ったり、支出・収入を記入し経営を見直すためのテキストブックを作成して現地に届ける等の支援を行ってきました。

(↑物資支援が保育施設に届いた様子)
学校菜園プロジェクトとは?
支出・収入をテキストブックに記入し、財務状況を把握してきましたが、”施設の運営資金不足”という状態は続いています。特に大きな支出となっているのが家賃と食費です。保育施設では給食の時間があり、子どもたちにとって大事な成長期に栄養バランスが取れた給食を提供することが大きな課題となっていました。
このような存続が難しい状況を打破し、栄養バランスの取れた食事を提供できて、何よりも継続的で自立できる取り組みとして「学校菜園プロジェクト」を実施することに決めました。
保育施設で農作物を栽培することができれば、子どもたちの給食費を削減できるだけでなく、施設のプロモーションにも繋がるのではないかという仮説のもと、現地パートナーと話し合い、プロジェクトがスタートしました。
活動の現状
学校菜園は2024年8月から始まり、施設の庭でサトイモ、ホウレンソウ、トマト、ピーマン等の野菜を植えています。

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(およそ一か月でこの成長!)
学校菜園は保育施設の食費削減に貢献しており、学校菜園を実施する前の平均食費支出が約4,500円だったのに対し、実施後の平均食費支出は約2,600円となり、約4割の食費削減に成功しました!
そして実際に菜園で育てた野菜を、保育施設の給食で提供しました。下の写真は、保育施設の子どもたちが菜園の野菜とタンザニアの主食ウガリを一緒に食べている様子です!
一部の野菜が病気になってしまったりと対応すべき問題はありますが、保育施設の継続的な自立を促すために、引き続き学校菜園を継続し食費の推移を観察していきます!
次回の活動報告もお楽しみに!!

