みなさんこんにちは!学生メンバーの中島です!今回は南スーダン難民の最新の受け入れ状況をお伝えします。
国内紛争の影響や大規模な洪水の影響で故郷を追われた南スーダン難民は隣接するウガンダ、スーダン、エチオピア、ケニア、コンゴ民主共和国などの国に避難しています。
南スーダン難民を一番多く受け入れているウガンダは865,365人(全体の37.8%)、スーダンで802,748人(35.1%)、エチオピアでは412,594人(18.0%)、ケニアでは153,289人(6.7%)、コンゴ民主共和国では56,192人(2.5%)を受け入れています。(UNHCR, 2023年2月)
私たちが支援する難民居住区のあるウガンダは「難民に寛容な国」として知られていて、ウガンダに来た難民に移動や就業の自由、教育・医療サービスを提供する政策をとってきました。(JICA, 2020)
しかし、膨大な数の難民でウガンダ国内の負担は増大し、難民受け入れ地域のインフラや経済を圧迫してしまっている現状があります。
そのため、ウガンダ国民や実際に地域で難民と一緒に暮らす地域住民は自分たちの暮らしを犠牲にして難民を優先していると政府に不満を募らせてしまう可能性があります。
こういった不満は政府だけではなく難民への敵意に変わってしまう危険性があります。
地域で住民と難民が一緒に生活していくためには、まず地域のインフラや公的サービスの開発や向上が必要になるでしょう。
難民の問題は、難民の故郷にある問題や移動の問題だけではなく、行き着いた先でどのように生きていくかも大きな問題になります。
これは難民を受け入れる国の政治、経済的な状況にとても左右されてしまうので、受け入れる国の社会基盤を整えることが地域の人と難民の安定した暮らしにつながっていくことになります。
受け入れ国の多く(特にアフリカの国々)は難民の多さに対して社会基盤が不安定にありがちなので、そういった国に難民問題を任せるのではなく、世界全体の問題として捉え、私たちが日本でできることは何か考えていければいいなと思います。
私たちコンフロントはウガンダの難民居住区で暮らす南スーダン難民の方々に物資の支援を行っています。
難民居住区に住む人が「今」や「明日」生きるために必要なものを届ける活動です。
コンフロントワールドのホームページでは今までの活動や難民支援以外の活動についても書かれていますので見てみてください!
コンフロントワールドの支援活動に共感いただけましたら、ぜひマンスリーパートナーや単発の寄付からご支援の方よろしくお願いします。
リンクはこちら→ https://confrontworld.org/donate/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!