こんにちは!社会人スタッフのももです。
以前ご紹介した手洗いロボットの「シャル君」を連れて、先日ウガンダに渡航してきました。
現地の子供たちに使ってもらったところ、予想以上の嬉しい反応がありました。どんな反応を得られたのか、私の感じたことも交えながらお伝えします。
〜現地NGOスタッフの反応〜
ウガンダに着いてまず初めに、私たちはパートナーNGOであるJEDOVC(ジェドヴィック)のスタッフに、手洗いロボット「シャル君」を紹介しました。
スタッフはロボットに興味深々で、「英語も話せるの?」などの質問が飛び交いました。
最新バージョンは、英語対応しており、ソーラー充電もできることを伝えると、喜んでくれました。
特にユニセフが推奨する手洗い方法に対応している点が好評で、現地の手洗い教育(ユニセフの考えに基づく)にもマッチすると感じてもらえたようです。
(左から、スタッフ大谷、現地NGOスタッフ、ウガンダ・ブタンバラ県庁職員、私とシャル君)
〜小学校での反応〜
現地NGOスタッフの提案で、手洗い装置を設置している小学校でデモンストレーションを行うことになりました。学校が長期休暇中にも関わらず、学校と調整してくれた現地NGOスタッフ、集まってくれた先生と生徒に感謝です。
高学年の生徒たちは、普段から手洗いをしっかり行っているようで、ロボットを使ったデモンストレーションでも見事な手洗いを見せてくれました。
(生徒の1人がデモンストレーションしてくれているところ)
〜保育園での反応〜
貯水タンクの視察で訪れた保育園でも手洗いロボットを紹介する機会をいただきました。
保育園ということで、日本の幼稚園で実施中の手洗いロボットのモニター調査の対象と同年代の子供たちにも、手洗いロボットを使ってもらうことができました。
幼い子供たちは、ロボットの可愛い見た目と音が鳴るところに大興奮でした。
みんなで取り合うように音楽を流したり、赤ちゃんにも音楽を聴かせたい!と赤ちゃんを連れてきたり。
音声は日本語でしたが、音が鳴ること自体が楽しくて仕方ないようでした。
(子供たちが手洗いロボットから流れる音楽を聴いているところ)
ロボットが手洗いのため使われることを伝えると、すぐに用途を理解し、みんなで手洗いロボットと一緒に手洗いを始めました。
現地の言葉が話せない私と、英語があまり分からない子供たちでしたが、身振り手振りのやり取りだけで、正しい手洗いを楽しく実践する姿を見せてくれました。
(子供たちが手洗いロボットと一緒に、貯水タンクで手を洗っているところ)
今回の渡航で特に印象に残ったのは、現地の子供たちの手洗いに対する真剣な姿勢と理解の深さです。
手洗いの重要性をしっかり認識し、手洗いをしっかり行う様子に、私自身の手洗いを見直すきっかけにもなりました。
現地NGOスタッフによれば、子供は大人よりも柔軟なので、手洗いもすぐに覚えて、大人以上にしっかりやっているとのことでした。
この地域では、1つの家庭に子供が5人以上いることが珍しくありません。子供たちが率先して、そして楽しく手洗いをすることは、大人の意識を変えるきっかけになると感じました。
次回はぜひ最新バージョンの「シャル君」を現地に置いて、さらに多くの子供たちに、楽しく手洗いをしてもらいたいと思います。