事業の目的

事業の目的は「劣悪な衛生環境の改善」そして、「教育機会の提供」です。

ウガンダのブタンバラ県では井戸や水のタンク、水のろ過フィルターなどの水のインフラの未整備に起因する劣悪な衛生環境が問題となっています。衛生環境の悪化は、ウガンダで問題とされているHIVの感染を助長させる重大な要因です。
さらに、水のインフラの未整備により、子供の教育機会が奪われています。水のインフラの無い現地では、子供が2〜3時間かけて水を汲みにいく必要があり、それにより学校での教育の時間を奪われています。多くの場合は女子学生が水汲みを担当し、学校に行けなくなる女子学生は少なくありません。また、道中で襲われる危険性も伴っており、HIVのさらなる感染が懸念されています。

そのような環境のブタンバラ県で活動されている現地NGO「Joint Efforts for the Development of Orphans & Other Vulnerable Children(以下JEDOVC)」とMOU(了解覚書 Memorandum of Understanding)を締結し、3年におけるウガンダのブタンバラ県での水のインフラ整備、衛生教育活動を実施しております。

これまでの活動

水くみの時間を削減するための貯水タンク2個、飲み水を得るためのろ過フィルター4個が建設され、その他にも日本からの石鹸の寄贈、ティッピータップという手洗い装置設置を含めた衛生教育が開始されました。

事業成果

 

一つ目の貯水タンクの大枠が完成する頃、今後このタンクを管理、メンテナンスしていくための「ユーザー委員会」が結成されました。今回は、代表生徒4名、保護者、先生4名が選出されております。

これから彼らを中心に、生徒たちは貯水タンクの掃除、先生と保護者は月に一回少額の集金を行っています。これらの集金は、タンクの蛇口などが壊れた時の修理費に当てられています。

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