【事業の目的】

タンザニアの保育園の自立を後押しして、子どもたちの可能性を広げるのが事業の目的です。

【クラウドファンディング】

タンザニアの保育園支援の第1弾として、クラウドファンディングを実施しました。皆様のご協力・ご支援のおかげで無事に目標を達成し、終了することができました、本当にありがとうございました!

1万円以上ご支援いただいた方のお名前を以下に掲載させていただきます。(敬称略、順不同)
①ヒデキ ②S.Abe ③ひなこ ④宮尾真弓 ⑤柴泰登 ⑥株式会社BaE ⑦あらい ⑧中野貴行 ⑨tiki ⑩Takeshi Fujiwara ⑪もとき ⑫がくと ⑬めぐ ⑭キタガワ ⑮松村真早美 ⑯momo ⑰まちこ ⑱yusuke1234 (他匿名4名)

【支援先の保育園】

支援先は、Kachenda Daycare And Children Centerです。
Kachenda Daycare And Children Centerは、タンザニアの中でも最も大きな都市のひとつである北部のアルーシャ州にある、2020年に設立されたばかりの保育施設です。この保育施設には1歳6か月から5歳までの未就学児の子どもたちが通っています。しかし、年齢の異なる40人前後の児童をたった2人の先生で見守っています。

【課題と支援内容】

課題1:通う子どもたちが増えていくのに対して、保育に必要な物資が不足状態
支援先の保育園では文房具が足りず、4本ほどの鉛筆を40人で回して使っており、なかなか学習が進まない状況です。またおもちゃも不足しているため、重要な成長期にある子供達が思う存分に遊んだり勉強することができません。さらに、子供たちの発達に応じた教育に必要な食事や椅子、お昼寝用のマットレス等も不足しています。
→文房具が足りず学力の差がついたり、教育に必要な環境が整っていないため子どもの能力が伸ばせない。

課題2:保育園の運営資金が不足し、存続困難な状況
Kachenda保育施設に通っている子どもたちの家庭は低収入かつ不安定な収入で暮らしており、ほとんどが保育費を滞納・未払い状態となっています。そのため、保育施設の収入は不足し、設備費や食事代を削減せざるをえません。また、現在Kachenda保育施設は借金をしていて経営困難な状況に陥っています。
→保育園が潰れてしまい、子どもの居場所がなくなってしまうおそれがある。

これらの状況を脱却するべく、
1.文房具・遊具等の物資支援
2.保育園経営の自立支援

上記の2つの支援を実行していきます!!

【文房具・遊具等の物資支援】

初等教育の準備に必要な勉強道具や椅子、また大事な成長段階である子どもたちにとって身体の成長発達、そして探求心や創造性を伸ばすための遊び道具、そのほか給食やお昼寝用マットレス等をKachenda保育施設に届けます。物資は、現地の経済活動の貢献として、現地で購入します。

【保育園経営の自立支援】

保育施設の存続を支援し、子どもたちの居場所を守るため、経営困難な状況にある保育園に、経営のテキストブックを届けます。ただ資金を支援するのではなく、私たちが持つノウハウをテキストブックにすることで、私たちがいなくても保育園が10年後も存続して、継続的に運営できるように自立支援を行います。

【支援先の先生からのメッセージ】

こんにちは、私はKachenda Daycare And Children Cneterのローダです。
私たちの施設はアルーシャ州のセケイ区、フィリップス通りにあります。私たちは、1歳6か月から5歳までの未就学児のケアに取り組んでいます。
マットレス2枚、椅子30脚、スポーツ用品、クレヨン、絵本、お絵かき用の紙など、ベビー用品の支援が必要です。私たちは独自に運営しているため、保護者たちからの支払金に依存しています。けれども彼らは、常に満額を納期通りに支払えるわけではありません。毎月の家賃は400,000THS(日本円で22,000円ほど)です。収入から家賃等でお金が減っていくため、保護者からの収入で暮らすには十分ではありません。わずかな収入で私たちは子どもたちと一緒に勉強しています。このカチェンダにいる子どもたちは、親が低所得で、学費を滞納している人が多くいます。そこで、この子どもたちが教育を受けられるよう、支援をお願いしています。

  

【コンフロントワールド北島の思い 】

私がこのプロジェクトを始めたきっかけは、実際に現状を見て生の声を聞いたことです。遊び道具も勉強道具も不足していて、子どもたちも先生もせき込んでおり、環境も身体も健康と言える状態とは言えませんでした。
ある時大きな二階建ての家を訪れる機会がありました。そこに住む4歳の女の子が、私よりも流暢な英語で話しかけてきて私は衝撃を受けました。なぜなら、Kachenda保育施設に通っている4歳以上の子どもたちは英語が分からないからです。私は未就学児の時点から、教育格差が広がっている現状を目の当たりにし、小学校の準備ともなる保育施設の重要性を実感しました。
そしてKachenda保育施設のローダ先生は、経営困難である状況ともっと子どもたちが快適に遊んで栄養のある食事をさせたいという強い気持ちを共有してくれました。現在Kachenda保育施設が子どもたちを受け入れられているのは、先生の子どもたちへの大きな愛によるものです。しかし、それだけでは環境を変えることはできません。私が日本から持ってきた遊び道具や鉛筆をとてもうれしそうな笑顔で使ってくれましたが、それでも足りない状態にありました。
そこで、皆様のご協力をいただくためにクラウドファンディングを実施したところ、無事目標を達成できました。保護者が働くために子供達を預ける場所である保育施設の存続のため、このプロジェクトを成功させて、子どもたちの笑顔を広げていきたいと思います!!