HIV陽性者を抱える世帯へ、トイレを建設します

こんにちは!コンフロントワールド副代表の溝口です。

4月15日、ウガンダ共和国ブタンバラ県にて、HIV陽性者を抱える10世帯を対象にトイレの建設を開始しました。現地パートナーNGO「JEDOVC」へ資金を提供し、彼らの監督のもと実施しています。

目的は、「特に脆弱とされる人々へ、衛生的な生活環境を提供すること」です。

 

トイレ建設に至るまで

パートナーNGOから、活動地域のブタンバラ県で不足しているトイレを建設したいという要望を受けたことがきっかけです。

ブタンバラ県では、2万5千世帯のうち25%の住民の方々がトイレを使用できる状況で、そのうち衛生的とされるトイレを使用できるのは18%のみとなっています。トイレを使用できない方々は、茂みで用を足すか、プラスチック袋に排泄し道端に捨てることもあります。

衛生的でないトイレの一例。木の板でできた足場は寄生虫の温床となっていて、また腐敗しやすく足場が崩れ住民が穴に落ちる事故も発生しています。また、植物で作られる壁はプライバシーを守る役割を十分に果たしていません。

野外での排泄は、生活用水の汚染やハエを介して下痢や赤痢などを引き起こす原因となり、人々へ大きな悪影響を与えています。

清潔で安全なトイレをあることで、下痢症などの病気に感染する人々を減らしたいという思いで、特別に脆弱とされるHIV陽性者を抱え、安全なトイレを使用できていない10世帯を対象に、トイレを建設する運びとなりました。

現地パートナー団体の調査により選出された10世帯の地図

また、トイレ使用後の手洗いやトイレ周辺の草刈り、防虫・消臭のためトイレ内で草束を燃やすことの重要性についてパートナーNGOがユーザーに対し啓発を行います。

 

ユーザーに長く使っていただくために

途上国支援の現場では、支援によって建てられた井戸やトイレの使用が長続きしないケースが多く見られます。例えば、定期的な清掃がなければそのトイレを使用したいと思えないですし、破損した際に修理のお金がなければ、そのトイレの使用は続きません。

今回、ユーザーの方々にできるだけ長く使用していただくために、

〇建設に直接参加していただくこと

〇パートナーNGOがユーザーに清掃管理訓練を行い、その運営をするためのユーザー委員会を組織すること

〇各ユーザー世帯が、万が一の修理のために毎月30円ほどのお金を貯めること

となりました。

また、パートナーNGOのスタッフが定期的にトイレの管理をチェックし、ユーザーのトイレ使用に問題が起きたときにしっかりと対応できる体制を作ります。

 

SDGs 目標6 安全な水とトイレを世界中に

みなさんはSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)をご存知でしょうか? 2015年9月の国連サミットで採択されたアジェンダにて記載された、2016年から2030年までの国際的な目標です。SDGsは、持続可能な世界を実現するための17のゴールから構成されています。

私たちは今回のトイレ建設を、SDGsの6つ目のゴール「安全な水とトイレを世界中に」の一環と位置づけています

国連開発計画によれば、未だ世界では24億人がトイレを利用できず、毎日1000人近くの子供たちが、防げるはずの水や衛生に起因する病気によって亡くなっている状況です。

防げるはずの病気で苦しむ人々を減らすため、トイレ建設後も貯水タンクや浄化フィルター建設を通じて「安全な水とトイレをウガンダの人々に届け」続けていく予定です。

 

最後に

今回のトイレ建設の費用は、支援者様から頂いた寄付によって賄われています。皆さまの日頃からのご支援・応援に深く感謝を申し上げるとともに、コンフロントは今後も「不条理の無い世界の実現」に向けて前進し、応援してくださる方々のご期待によりいっそう応えていきたいと思っております。

 

コンフロントと共にウガンダの人々の衛生環境の改善に取り組みたいという方へ

現在、

という三つの選択肢をご用意しております。ご関心のある方は、ぜひリンク先のページをご覧下さい。

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