【ご報告】新型コロナウイルス感染症の脅威に対する衛生プロジェクト

こんにちは。コンフロントワールドの大谷です。

今回は、ウガンダ共和国の農村部を新型コロナウイルス感染症の脅威から守るために実施した衛生プロジェクトについて報告いたします。

このプロジェクトでは、現地パートナーのJEDOVCによって家庭へのティッピータップの建設、手洗い装置の提供、学校の貯水タンクの建設、浄水フィルターの作製が行われました。この活動は新型コロナウイルス感染症によって石鹸が手に入りにくくなったことをきっかけに、安価で安定した石鹸の供給を目的として実施されました。

1. 簡易手洗い装置(ティッピータップ)の建設

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために、JEDOVCは、ブタンバラ県内の対象となる村1,450世帯以上へのティッピータップの建設と衛生的な手洗いを促進するために、石鹸を安定して供給しました。JEDOVCは、石鹸の配布とともに、ティッピータップを持続的に使用できるような管理の仕方と適切な手洗い方法について指導を行いました。

JEDOVCと村のメンバーは、家庭、保健センター、公共の場所に提供されたティッピータップと大型手洗い設備を定期的にメンテナンスする方法を理解してもらうために、医療従事者にもトレーニングを行いました。さらに、JEDOVCは、ポスターやメガホンスピーカーを使用しながら、啓蒙活動を積極的に実施しました。
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2. 学校の貯水タンクの建設とフィルター成形

水不足が原因で、多くの子どもたちは水を汲むために時間を取られて授業の成績が悪くなってしまったり、学校の衛生環境が悪く、多くの女性生徒が学校を退学してしまっていました。そこで、Bujumba小学校では、水不足を解消するために大きな貯水タンクが建設され、周辺住民には、安全な飲み水を提供するための浄水フィルターの使い方が説明されました。多くの子どもたちは処理されていない不衛生な水を飲んでいましたが、2つの浄水フィルターを設置したことで、水不足が解決され、学校で安全な飲み水を利用できるようになりました。

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3. 成果と課題

多くの活動を通して、適切な手洗いが実施され、子どもたちに安全な水を確保することができました。また、衛生知識の向上のためにセミナーや手洗い指導を村のメンバーに対して行いました。2021年では、石鹸生産工房において、生産を目的に実施された2週間の若者へのトレーニングが終了し、9,000Lの液体石鹼と3,500個の固形石鹸を人々に提供することができました。

しかし、今もなお設備の費用や手洗いを行うための十分な水が必要とされており、ロックダウンの影響で現在も仕事がない人々が存在するなどプロジェクト実施に際して直面している課題も存在します。

将来的には、石鹸をコミュニティに販売し、利益を得て雇用の枠を広げていこうとしています!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今後も現地の活動進捗を報告していきます!

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