こんにちは。コンフロントワールドの山口です。
今回は支援地ウガンダのトイレ事情についてお伝えいたします。
村のトイレ事情
現地パートナーNGOのJEDOVCは、ブタンバラ県の3つの村について実態調査を行いました。村人にトイレの場所を案内してもらい、使用状況の聞き取りを行ったようです。
下の写真のように、村人が使用するトイレの多くは、地面に穴を掘っただけの汲み取り式トイレ、いわゆるぼっとん便所です。足場として木が使われていますが、腐敗しやすいうえに寄生虫の温床となってしまいます。
壁があるトイレもありますが、草木で作られた簡単なもので、プライバシーが課題となっております。
汲み取り式とは言えど、適切に汲み取りされていなかったり、雨によって糞便が流れ出ることがあります。多くの子供たちはこの不衛生な環境が原因で下痢、赤痢、コレラや寄生虫の感染症などの疾患にかかってしまいます。
ブタンバラのJEDOVCが活動するコミュニティでは、トイレがある家庭は45%と言われていますが、その中で衛生的なトイレの使用率はさらに低くなります。
エコサントイレについて
エコサントイレをご存じの方は多くないかと思います。「エコロジカル・サニテーション・トイレ」の略称で、アフリカ等の途上国で広く使用されており、人糞尿でたい肥を作る仕組みが取り入れられたトイレです。
用を足すときに、尿と便を落す穴が分かれており、それぞれ違う場所に貯められます。尿はそのまま液体肥料として利用されます。便はライムや灰などの分解物質と混ぜて最低6か月間置かれ、たい肥が作られます。
写真にあるセメントの穴は、作られたたい肥を取り出す穴です。たい肥は農作物等の肥料として利用されます。また、氾濫時に糞便が漏れ出ないよう、排便穴が地面から高い位置に設置されています。
JEDOVCが活動する村でも使用されており、今後の協働を通して建設する事を検討しています。
ウガンダの近況について
2022年1月12日現在、ウガンダ国内では1日平均約1,600名の新型コロナウイルス感染者が発生しており、保健省は感染拡大の第3波に入ったことを発表しています。
首都近辺ではオミクロン株の感染が増えており、手洗いやマスク着用等の予防対策が強く呼びかけられています。
そして、ウガンダでは最近約2年間、感染予防の為に全国の学校が休校となっていました。これにより教育が受けられない事や、青少年の非行が増える等の社会問題が生じています。
今月から学校は再開するようです。感染拡大が心配されますが、再開することで正しい手洗いや感染予防の衛生教育を広げる機会になると現地パートナーが伝えてくれました。
今月からウガンダでの支援活動をいよいよ開始します。より広い支援を届けられるよう、現地パートナーをしっかりとサポートしてまいります!
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