本を通じた国際交流「ビブリオバトル」に行ってきました!

こんにちは。メンバーの青木です。

10/29(土)大久保図書館にて開催されたビブリオバトルに参加いたしましたので、

イベントの概要や印象に残った点を共有させていただきます。

◯ビブリオバトルとは

まずはじめに、ビブリオバトルは、自分の気に入った本を持ち寄り、その本の魅力を紹介し合うコミュニケーションゲームです。

大久保図書館の場合、発表者は日本人と外国人3人ずつ、一人5分の持ち時間が設定されています。発表者が本について熱く語り、質疑応答の時間を経て、最後に観覧者全員で一番読みたくなった本に投票し、チャンプ本を決めるという形式でした。

◯ビブリオバトルの様子

当日は、大久保図書館の館長である米田さんの開会宣言のもと、ビブリオバトルが始まりました。大久保図書館がこのようなイベントを行なっている一つの理由に、外国人住民の多さがあります。この図書館付近の大久保・百人町地区と呼ばれる地域は、人口の35%弱が外国人とも言われているそうです。以前の海野の記事に記載されたとおり、米田さんは国籍に関係なく1人の人として向き合っていくことをとても大事にされていて、今回のイベントは参加者の相互理解の促進が大きな目的だとおっしゃっていました。

各発表者は、本の内容だけでなく、選んだ理由や自分にとってどんな本であるのかを話してくれたため、その人の関心や好きなものを知ることができ、とても興味深かったです。発表者の中には、熱が入って5分では収まらない方、来日して3か月で日本語を練習中の方など多様な方がいましたが、会場全体あたたかい雰囲気を感じました。最後にチャンプ本が決まり、その本の発表者に表彰状が贈られる頃には、ほんの少しだけど相手を知ることができたのではと思います。

今回紹介された6冊の本です。小説やエッセイ、空港の紹介雑誌、普段自分が手に取らない本に興味を持つきっかけとなりました。

◯さいごに

ビブリオバトルのキャッチコピーでもある、まさに「人を通して本を知る。本を通して人を知る」イベントでした。

外国人住民の方は、どうしても日本において”外国人”という括りで考えられる傾向にあると思われます。日本人とか外国人とか関係なく一人の人間として、相手がどういうことを考えて、どういうことに興味があるのか、どういうことが好きなのかを知ることが、背景の異なる人たちと共に生活していく上で重要になるのではないでしょうか。これは、日本人同士であっても当然価値観は異なるため、コミュニケーションを取る上で大事になると考えます。大久保図書館は、これを机上ではなく自分の体験として得られる場所でした。コンフロントワールドでも、相手の価値観を知り、それを受け止め、お互いが良い影響を与えながら価値を生み出していけるような場所を提供していけたらと思います。

とは言っても、まだまだメンバーのことすら知らないことに気がついたので、まずはメンバー一人ひとりを知ることから始めていきたいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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